玉掛け免許

クレーンのイラスト

玉掛け免許

皆様こんにちは。とある工場で大体ライン作業に従事しているアラサー男子です。今回は玉掛けの仕事内容や特徴について紹介します。

玉掛けの仕事内容

重い荷物をつり上げるクレーンは、建設工事をはじめ様々なところで使われています。
玉掛けとは、このクレーンのフックに荷物を掛けて、所定の場所まで運んだり外したりする作業です。
重い荷物を運び作業をするため、玉掛け作業を間違えるとつり上げた荷物が落下する恐れがあります。その落下により作業員がケガをし、最悪な場合は死に至るケースもあるので注意が必要です。誤ったつり方や玉掛け用具の選定を誤るとミスが生じやすくなります。

玉掛け資格の正式名称

玉掛け資格は国家資格の一つです。玉掛け資格の正式名称は「玉掛け技能講習修了」と呼ばれます。履歴書の資格欄にはこの正式名称で記入をしましょう。
資格を取得した日付があいまいという人は、技能修了証の表面もしくは裏面に日付が記載されています。修了証を紛失した場合、この玉突き技能修了証を発行した教育機関でしか再発行できないことを把握しておきましょう。

玉掛け資格について

玉掛け資格には、荷物の重さが1トン未満である場合と1トン以上を扱う2種類の資格があります。クレーン車で1トン未満・1トン以上どちらも扱えるものを玉掛け資格といい、1トン未満の物を扱う場合は玉掛け特別教育というものを修了したという認識になります。
受講資格は18歳以上で、基本的に誰でも取得できます。すでに現場で働いている人が玉掛けの資格を取得する場合、受講時間が短縮されるのも大きな魅力です。取得することで現場で任せられる仕事もグンと広がるでしょう。
玉掛け技能講習は3日間かけて行われます。2日間は学科で、1日間は実技を実施。学科ではクレーンに関する知識をはじめ、玉掛けに必要な力学の知識、玉掛毛の方法について学べます。関係する法令も習得できますよ。実技では、玉掛けを6時間、クレーンの運転の合図を1時間行います。

玉掛け資格を受けるうえで有利になる資格

クレーン車は玉掛け資格に欠かせない重機です。資格に受かるにはクレーン車に荷物を掛けて運ばなければなりません。そのため、仕事で玉掛け資格を活かすなら、クレーンの運転に関する資格も取得しておくのがマストです。
クレーンの運転に関連する講習や資格には、クレーン・デリック運転士免許、床上運転式クレーン限定免許、床上操作式クレーン運転技能講習などが挙げられます。クレーンの運転資格と玉掛け資格を持っていると一人で玉掛け作業ができますし、万が一トラブルが起きそうになった場合でも迅速に対応できるので、持っていて損はないでしょう。