危険物取扱者

危険物取扱者とは

危険物取扱者

皆様こんにちは。とある工場で大体ライン作業に従事しているアラサー男子です。今回は危険物取扱者について紹介します。危険物取扱者の資格内容、取得方法、合格までに必要な勉強時間、さらに危険物取扱者取得後に就ける仕事も調べてみました。

危険物取扱者の資格内容

消防法で指定されている身近にあるガソリン、灯油は扱いを間違えると大事故になってしまいます。危険物取扱者資格を取得するとこれらの危険物の取扱と保安マネージメントができるようになります。危険物取扱者の資格の種類は、甲種、乙種、丙種の全3種類があります。さらにこれらはすべて国家資格です。甲種ではすべての危険物、乙種ではガソリン、灯油、重油、ディーゼル油、エタノール(飲める方のアルコール)など4類と呼ばれる石油のほとんど、丙種では4類の一部が取り扱えます。その中でも乙種は年間30万人を越える受験者がいる人気の国家資格です。

危険物取扱者の取得方法

危険物取扱者の資格を取得するには、第1段階として各都道府県で実施される試験をパスしなければなりません。その後一般財団法人消防試験センターが指定する受験地で試験を受けます。試験科目は危険物に関する法令、基礎的な物理化学及び化学知識、各種危険物が持つ性質や火災予防、消化の方法です。(甲種危険物取扱者の試験では、基礎ではなく応用的な物理と化学の知識をもとめられます。)申請方法は一般財団法人消防試験センターのHPからします。書面申請を希望する場合、(一財)消防試験研究センター各道府県支部や各消防本部、関係機関で書類を手に入れましょう。また、受験手数料も支払います(甲種:6,000円・乙種:4,600円、丙種:3,700円)さらに受験票に貼る証明写真を受験当時に持参します。

危険物取扱者取得に必要な勉強時間

危険物取扱者には物理や化学知識が必要になります。そのため、試験対策をしっかり講じなければなりません。そのため十分な勉強時間を確保する必要があります。危険物乙4種に合格するのに必要な勉強時間は一般的に40から60時間必要です。月に直すと1か月から3か月程度です。勉強に使う教材は最新の出題傾向が掲載されているものを選びましょう。

危険物取扱者取得後に行える仕事

危険物を搭載したタンクローリーの運転手

タンクローリーで危険物を運ぶ場合、危険物取扱者が同乗していなければなりません。危険物取扱者の資格を取得するとタンクローリーの運転もできます。

ガソリンスタンドの店員

近年セルフスタンドが普及していますが、ガソリンの給油作業の遠隔操作は危険物取扱者が監視をしています。一見無人に見えるセルフガソリンスタンドでも必須の資格です。

危険物保安監督者

危険物取扱者の中で実務経験が6ヶ月以上あると、危険物保安監督者になれます。主な仕事は危険物を保管している施設ではたらく人たちへの必要な指示です。乙種危険物取扱者では取得した類に限り危険物の保安監督作業ができます。