倉庫の仕事といえばピッキングです。ピッキングとは倉庫から必要な商品を取り出していく作業をいいます。
ピッキングは検品や仕分け、梱包につながる大切な仕事です。今回はそのピッキングについて解説していきます。

ピッキングの仕事内容

お客様から注文を受けた商品を発送するため、作業員が倉庫から取ってきます。ピッキングする商品は衣料品や日用雑貨、スポーツ用品などバラバラです。
倉庫から商品をカゴに集めたり、ベルトコンベアに流したりして、検品担当者や梱包担当者のもとへ受け流していくのが仕事の流れです。
通信販売会社だと不特定多数の商品を扱うため、保管されている商品の種類や品数も多くなります。反対に衣類メーカーだと、取り扱う商品は衣類のみとなります。

ピッキングには2種類の方法があります。
シングルピッキングとは、受注を受けた商品を集めていく方法です。自分で倉庫内を歩き回って商品を取り出すため、摘み取り式とも呼ばれます。
トータルピッキングとは、複数の受注をまとめて商品を集める方法です。集められた商品は必要に応じて分けられることから種まき方式とも呼ばれています。
手作業で仕分けたり、ベルトコンベアから流れていく箱に商品を使ったりしていきます。
大きな倉庫だと種まき方式が多く、重いものを持ちあげる場合もあるので体力が必要な場合もあります。

ピッキングに向いている人

ピッキングは一人黙々と作業していく仕事です。人と接するのが苦手で、一人で仕事をするのが得意という人に向いているといえます。
しかし、梱包や仕分けのスタッフと連携を取り、リーダーに指示を仰ぐこともありますので、社会人としての常識やマナーは必要です。遅刻や無断欠勤はせずに元気よく挨拶できるようにしましょう。
また、仕事中は素早く商品を集められるスピードも大切です。リーダーからの指示を理解し、業務を進めなければいけません。

ピッキングで持っておきたい資格

未経験でも可というところが多く、資格も特に必要ありませんが、フォークリフトの免許を持っておくと時給アップにつながるかもしれません。

まとめ

ピッキングは倉庫業務において欠かせない存在です。そのため、需要があるので求人も多く募集されています。
ピッキングに慣れてくるとどの商品がどこにあるのかという情報がインプットされていきます。慣れてくるとより早くピッキングをすることがゲーム感覚で楽しめるでしょう。
特別なスキルや資格は必要ないので、やってみたいと思ったら応募してみましょう。