衛生管理者

衛生管理者

衛生管理者の資格とは?

基本的に50人以上の労働者が居た場合、衛生管理者が居なければいけないと法律で定められています。
その目的は労働者の健康障害や労働災害を防止するためです。

職場の衛生管理者になった際には週に1回は作業場を巡視しなければいけないほか、仕事をする場所の設備や作業方法に衛生状態に害を及ぼすことがないかを確認します。
もしも危険性がある場合はそれを防ぐための措置を実施するという役割を担っています。

労働者50人というカウントは1事業者につき50人というカウントなので、会社全体としては50人以上いても、1事業者に25人しかいなかった場合は衛生管理者は居なくても大丈夫ということになります。

取得するには

衛生管理者としての免許を取ろうとする場合は、国家資格を受験して合格することで取得することが可能です。
試験は公益財団法人安全衛生技術試験協会によって行われ毎月1回から3回程度行われています。

基本的に受験の申し込みは試験の2週間前までに済ませる必要があります。
また試験日や受験をする場所を知りたい場合には公益財団法人安全衛生技術試験協会の試験ページがあるので、そちらを確認することで知ることができます。

資格には第一種衛生管理者と第二種衛生管理者があり、第二種の場合は対応が無理な業種もあるので事前に確認した上で資格の種類を選択するようにしましょう。

試験取得の勉強

この資格を取得するためには筆記試験を受ける必要があるので、ある程度の勉強時間を確保することが求められます。
個人差はあるものの、第一種であれば100時間・第二種であれば60時間以上の勉強時間が必要だよ言われています。

第一種の方が難易度は高いですが、難易度が高い第一種でも試験勉強時間は数時間程度で済ますことができるので、他の難易度が高い資格を取得するのと比べると比較的取得がしやすい資格だと言えます。

資格取得に必要な時間はあくまで目安なので、人によっては通常より短く済む場合もあればより長い時間がかかることもあります。
勉強方法によって効率的に勉強ができれば、より早く試験勉強を完璧にすることもできます。

勉強を開始する目安

第一種で100時間程度の勉強が必要なので試験日の3ヶ月前から、第二種の場合は60時間勉強が必用なので、2ヶ月程度の期間勉強をするのが目安です。
第二種を取得してから第一種を取得する場合は、他の人よりも多少知識が身についているので少し短めの期間に見積もっても良いかもしれません。

もしも学力的な問題で自信がないという場合は余裕をもって少し早めの期間から勉強を始めるのも1つの手です。
衛生管理者の試験自体は頻繁に行われています。

そのため1回試験を逃したからといって、次の試験日がかなり先というわけではありません。
自分の理解度に合わせて資格が取れるので、先に勉強を済ませてから試験に挑むという手段もあります。