そもそもスーパー銭湯って何?
「スーパー銭湯」という名称が使われるようになったのは、いつくらいからでしょうか?
1990年代後半ころから、なんて言われていますが、定着したようなしていないような、ちょっと微妙な立ち位置のような気もします。
要するに「好きな人は好きだけど、知らない人は知らない」的な感じなんじゃないでしょうか。
いくら数が少なくなったとはいえ、銭湯と言われれば誰でもすぐにどんなものか思い浮かべることができます。
しかし、「スーパー銭湯」と言われたらどうでしょう。
ほとんどの方は、「規模が大きな銭湯」のような漠然としたイメージしか浮かばないのではないでしょうか。
この漠然とした部分が、スーパー銭湯の弱点といえば弱点なのかもしれません。
じゃあスーパー銭湯は何がスーパーなのかというと、規模が大きいのはもちろんですが、体を洗って湯に浸かるといった一般的な銭湯の目的だけに留まらない、さまざまな施設や装置などが付属しているのが大きな特徴です。
ある意味総合的なリフレッシュ施設、スパの一種と言えるでしょう。
スーパー銭湯にある施設
具体的にどんな施設・設備があるのかは各スーパー銭湯によって異なりますが、まずほぼ全てのスーパー銭湯に共通している点として、多彩なお風呂が楽しめることが挙げられます。
ジェットバス、半身浴用の湯船、岩盤浴、さらには肌に適度な刺激を与えてくれる電気風呂なんてものもあります。
ほかにも、いろいろな泉質の温泉を楽しめるところもあります。
それから、マッサージやエクササイズを楽しめる施設が併設されているスーパー銭湯も見られます。
マッサージチェアが設置されている銭湯もよく見かけますが、その「スーパーバージョン」とも言えるでしょう。
お風呂上がりにマッサージを受ければまさに極楽気分、あるいは軽く運動した後にお風呂に入れば、心地よさも倍増というわけです。
こうした、銭湯での入浴をさらに楽しませてくれる施設が充実しているのもスーパー銭湯の魅力です。
さらに規模が大きなところでは、レストランやカラオケボックスなどが併設されているところもあります。
こうなると必ずしも入浴が主な目的ではなく、食事をして、ゲームをして、運動をして、入浴してマッサージを受けてリラックスするといった行為を通して、心身両面の疲れをとりリフレッシュするのが目的の施設になってきます。
友達同士で楽しむための、総合的なアミューズメント施設とも言えるわけです。
スーパー銭湯の選び方
こうした特徴を踏まえた上で、「自分がスーパー銭湯」に何を求めているのかをよく考えるのがまず最初のポイントです。
遊興施設は必要ない、むしろ静かにのんびり入浴を楽しみたいという方は、お風呂の種類が充実しているかどうか、どんな泉質の温泉があるのかがポイントになるでしょう。
あるいは健康目的で利用しようと思っている方は、岩盤浴やサウナ施設の充実度が重要なチェックポイントになるかもしれません。
一方、入浴だけに留まらず総合的なアミューズメント施設・スパとして楽しみたい場合には、附属施設の充実度がやはり重要になってくるでしょう。
自分なりの視点で、「理想のスーパー銭湯」を探してみてはいかがですか。
いろいろな施設に実際に訪れて確かめてみるのも、楽しいものです。