溶接技能者

溶接

溶接技能者

金属同士をつなげる溶接は、現代社会のものづくりには欠かせない技能です。
溶接技能者にはたくさんの資格があります。
そこで今回は溶接技能者について解説します。

溶接技能者の資格の内容

溶接技能者は溶接の対象によって資格内容が異なりますが、どの資格も技術だけではなく、安全に作業するための配慮が必要です。
事前にしっかりとした知識を学んでおく必要があります。国家資格や民間資格もあるため、仕事に合わせて必要な資格を取得していくといいでしょう。
溶接に関する資格は以下の通りになります。

アーク溶接技能者

まずは最初に取っておかねばならない資格です。工場経営者は従業員の安全確保のため、アーク溶接技能者の資格を取らせることが義務づけられています。

ガス溶接技能者

ガスバーナーを使って金属をつなぎあわせるガス溶接に必要な国家資格です。溶接の初歩的な資格のひとつです。

アルミニウム溶接技能者

アルミニウムの溶接に必要な知識と技術を認定する民間資格です。アルミニウムの溶接は難易度が高いため、自動車関連の仕事で需要があります。

その他にもガス溶接作業主任者や溶接管理技術者、溶接作業指導者など溶接にかんする資格はたくさんあります。

溶接技能者の取得方法

溶接技能者の資格はたくさんあるため、自分にあった資格を取得することが大切です。
溶接の仕事を始めたいと思ったなら、アーク溶接技能者かガス溶接技能者の資格を取得しましょう。
どちらも難易度は易しいので、誰でも取りやすい資格です。また、溶接技能者になるためには、試験ではなく講習を受ける必要があります。溶接機による溶接と溶断の作業を実施しますが、手順を誤ったり、整備不良があったりすると大きな事故につながります。
この事故を防止するため、講習を受ける必要あるのです。講習を受講して合格すれば溶接技能者となれます。
アーク溶接技能者の場合、3日間で11時間の学科と10時間の実技、ガス溶接技能者は2日間で14時間の講習を受けます。

資格取得後に行える仕事

アーク溶接技能者やガス溶接技能者の資格を取ればプロとして仕事が始められます。しかし、先にも述べたように溶接技能者にはたくさんの資格があるため、自分のキャリアに応じて資格を取っていきましょう。資格を取っていくことで仕事の幅が広がります。
もちろん、資格があればOKということではありません。日ごろからの積み重ねによって技術を磨いていきましょう。