皆様こんにちは。とある工場で大体ライン作業に従事しているアラサー男子です。今回は検査業務について解説します。検査業務は工場の規模にかかわらず必ずしなければなりません。また検査業務は、製造業だけでなく、航空機の安全運航などさまざまな業界で行われています。ここでは検査業務の仕事内容などを紹介します。
検査業務の仕事内容
検査業務と言えば工場で出来上がったものの検査を思い浮かべますが、工場以外でも頻繁に行われています。工場での業務検査は、主にライン作業で作られた完成品のチェックです。不良品の有無や発送する商品数に間違いがないかチェックをします。工場で規定されている製品が見つかった場合、製造ラインの担当者に報告をします。その後当該製品やそれを作っていたラインに問題がないか対応依頼をして不具合を解決しなければなりません。検査方法は工場によって異なります。例えば自動車工場では、扱う部品点数が多いため検査業務の時間が比較的長くなります。部品1つでも不具合があれば命にかかわる事故に発展するため、走行テスト、水漏れ試験など数百の検査をして出荷となります。普段食卓に出る食品も検査業務します。項目は、食品に異物が混入していないか、食中毒を引き起こす微生物やアレルギー・食品添加物検査などをします。
工場以外の現場では、公共交通機関で使われる飛行機は飛行するたびに、検査業務しなければなりません。飛行前24時間前の検査、飛行前15分前の検査、飛行直前の検査(主に計器類やエンジンに異常がないか重点的に調べます。)そして、飛行後の検査です。検査業務は製品の品質や安全を維持するための非常に重要な仕事と言えます。
検査業務に向いている人
検査業務は、工場やそれ以外の現場で手順に従い正確に素早く検査することを求められます。検査項目も数百あり、「手順が面倒」「検査業務が難しい」と感じる人には向いていません。したがって検査業務に向いている人は、丁寧な仕事を常日頃心がけている人です。
検査資格に必要な資格
検査業務は仕事をする現場によりますが、工場で検査業務をするには特別な資格がなくてもできるものが少なくありません。初めて検査業務する人でも比較的取り組みやすいと言えます。また、検査業務でキャリアアップを狙うなら機械検査技能士の取得をおすすめします。機械検査技能士は、製品の組立てから安全までを検査する資格です。試験は中央職業能力開発協会が主催しています。4月上旬から中旬、9月から10月上旬の年2回試験が行われています。試験には受験量・技能試験の受験量に合計19,600円必要です。テキストや通信講座もありますが、現場の先輩からわからない場所を直接教えてもらうと合格率がアップします。
まとめ
検査業務は工場だけでなく、それ以外の業界でも幅広く行われています。製品の不良だけでなく、命にかかわる安全性も考慮して仕事をしなければなりません。責任を求められる仕事ですが、日々のさまざまな安全を守っている誇りある業務です。やりがいある仕事を求める人にはおすすめです。