機械保全技能士

機械保全技能士

機械保全技能士資格の概要

機械保全技能士とは、公益社団法人の「日本プラントメンテナンス協会」によって実施される技能検定に合格して取得できる資格です。
機械保全に関する国家資格となり、工場の機械の修理や保全、メンテナンスなどを行います。
製造現場には欠かせない機械保全、設備診断のプロフェッショナルと言える存在です。

機械保全技能士の仕事内容や活躍できる場所

機械保全技能士の仕事内容は、先述のように機械保全や設備診断です。
工場にはガス、消防、発電などさまざまな機械設備がありますが、機械保全技能士は生産ライン全体を点検することによって不具合や故障を予防しています。
生産ラインの一部にでも不具合があると工場全体がストップするため、製品の生産ができなくなる非常事態です。
そのような事態を防ぐために、機械保全技能士が正常に生産ラインが稼働するように点検しています。

機械保全技能士の活躍できる場所は、おもに製造現場です。
ただし、設備保全、生産技術、プラントエンジニアなど職種の違いで、勤務する環境が異なります。
設備保全や生産技術が仕事の場合、働くのは量産工場です。
機械の保全、メンテナンス、新規設備の導入、保全体制の確立などに携わります。
プラントエンジニアの場合、おもにプラント工場で勤務し、設備の運転や保全に携わります。

機械保全技能士資格試験の難易度

機械保全技能士は3級から特級までの4階級からなり、特級以外は学科試験と実技試験が実施されます。
試験内容は、電気系もしくは機械系の保全作業、また設備診断作業から出題されます。

学科試験の内容は択一式の正誤問題で、100点満点で65点以上得点すると合格します。
実技試験ではそれぞれの業務に伴う問題が出題され、合格には100点満点で60点以上の得点が必要です。
学科試験と実技試験の両方で合格して、初めて機械保全技能士資格が取得できます。
なお、機械保全技能士資格の難易度ですが、過去のデータによると機械系保全作業の3級が90%近く、2級が50%強、1級が50%弱、電気系保全作業の3級が70%強、2級が約40%、1級が30%弱となっています。

3級の受験には実務経験を必要としないため、ある程度準備をして臨めば高い確率で合格できるでしょう。
一方、2級以上となると実務経験が必要です。
2級の受験資格は3級合格と2年以上の実務経験、1級の受験資格は7年の実務経験と2級合格、および、2級合格後2年以上の実務経験が求められます。

特級は1級の上位の階級ですので、非常に幅広い分野の知識と技術が問われます。
受験資格も、1級取得後に5年以上の実務経験があることとなっているように、合格まではかなりの道のりと言えるでしょう。